山崎理事長2016年度 一般社団法人石岡青年会議所

第42代理事長 山崎 晴生

 

 

      「  躍  心  」

  ~ 笑み溢れる未来への挑戦 ~

 

 

【 決 意 】

私はこの地に生を受け37年が過ぎた。今では青年会議所運動を通し成長の機会を多く頂いているが、今までの自分を振り返れば、知識だけで中身の無い自分を、他人の言葉を借りて大きく見せ、自立した立派な大人になったつもりでいた。そんな薄っぺらな人間だった。その頃は起業して6年が経ち、意地を張り続けながら平静を装っていたが、自分や会社の将来に漠然とした見えない何かに怯え、不安に押しつぶされそうになっていた。

このままでは駄目だ。自己成長し根底から自分を変える事が必要だと強く思う日々が続き、もがきながら何か手掛かりを求めていた。

そんな時、縁が有りこの石岡青年会議所に入会する事になった。

入会当初は右も左も分からない活動に戸惑いと違和感があり、どこか上から冷めた気持ち

で皆を見ていた。それは会社の代表としての、つまらない意地だったのかもしれない。しかし、それが脆くも崩れるのは時間の問題だった。同世代のメンバーが自分の事だけではなく、住み暮らす地域の事を真剣に考えていた。そして何よりも心打たれたのは、熱い情熱だった。恥ずかしかった。何故なら、その時の自分には何一つ持ち合わせていなかったからだ。その時、自分の中に、この石岡青年会議所で一から真剣に学ぶ意思を芽生えさせてくれた。同時に先輩達の誇りに満ちた、夢語る堂々とした格好良い姿に憧れ、その背中を自然と追いかけてきた。そして今、この素晴らしい地域で、利他を思い尊敬し合える仲間と共に、先輩諸兄が紡いできた石岡青年会議所で運動する事が出来ること。何より自分を変える大きなきっかけと、学び成長する環境を与えてくれた青年会議所に感謝し、私は次を決意する。

 

「 2016年度、私たちは この地域を誰よりも考え

心躍る活動を全力で楽しむ  」

 

 

 

【 笑み溢れ夢多きまち 】

昨今、様々な情報媒体により、「流行り事」の様に日本や地域の問題が取り沙汰されている。自分の都合のいい様に問題解釈し話題にするが本質を理解していないため、すぐ忘れてしまう当事者意識を感じない問題がとても多い。そして、漠然と生活や未来に不安を感じるだけで何が問題なのか、何をすれば良いのかも分からない。

例えば、2040年に活動するこの地域が無くなってしまう可能性がある。それを聞いて地域の人々は何を考え、具体的な対策や行動をとれているのか。今の自分の生活が揺るがないのであれば、全て他人事と思ってしまう風潮が潜在的に蔓延しているのではないだろうか。

それに対し私達は、自らの選択で青年会議所の会員となり、責任と決意のもと“明るい豊かなまちづくり”を掲げ“奉仕・修練・友情”のもとに、当事者意識をもって未来を見据え活動している自負がある。客観的にみれば滑稽で、自己満足にしか見えないかもしれない。しかし我々はこれからも変わらず、青年であるこの限られた瞬間に、地域にお節介なぐらい向き合い、走り続ける使命を大いに感じ活動するべきである。「誰かがやるだろう。」ではなく「俺たちしかいないだろう!」と思い続ける我々青年が、この地域から消えてしまったら、その時こそ本当の意味でこの地域が消滅する時ではないか。

一種の流行りの様に想像もつかない問題や課題が、これから先も出て来るであろう。10年先、いや5年先ですら誰もが予想出来ない世の中ではないか。地域を真剣に考える青年が、未来を信じ突っ走っても良いじゃないか。そこから始まる夢が必ずあるはずだ。だからこそ私達は、言葉や情報だけに振り回されず、自分達に一番近い地域を純粋に見つめ、仲間を信じ、誰よりも直向きに行動しよう。夢を語る誇り高き大人が、背中を見せ続けられる楽しい笑み溢れる地域を残そう。

 

「 私達のする事は大海の一滴の水にすぎない

              しかしその一滴の水が集まり大海となる 」

 

 

 

【 地域の笑みを未来へ 】 

「子は宝」自分も子を持つ親として正にそう思う。人間は今も昔も変わる事無くこの世に生を受けてきたが、子供達の生まれた時代により取り巻く環境は著しく違う。しかし時代が違っても、地域を創り更に未来へ襷を繋いでいく担いは変わらない。子供の数は減っているが、この地域にも将来に夢と希望を持つ宝がいる。何よりも私達大人にとって子供達の笑顔は財宝であり、幸せに楽しく健やかに成長して欲しいと切に願っている。今の日本は昔に比べ物が溢れ、生活には困らない豊かな時代であるが、物だけで子供は育たない。我々責任世代がこの時代の子供達に出来ることは、世代に応じた子供達の“こころ”を育む機会を創出することではないか。未来を担う子供達が将来、笑み溢れる地域を創造して欲しい。そして子供達の笑みを地域の襷として次世代に渡せるように。

 

「 育むとは 目を逸らさず、手をかけ・気をかけ・愛情をかけること 」

 

 

 

【 楽しい事は“らく”ではない 】

「青年会議所運動は楽しいですか?」

この問いに対し、「楽しいです!」と答えられる会員はどれだけいるだろう。

確かに、青年会議所運動は良い事ばかりではなく、単年度制で無理難題を乗り越えるため、時に大変で、面倒で、沢山の時間を費やさなければならない組織だ。また、会員それぞれの学ぶ姿勢・取り組む態度・置かれた立場で目的意識を持って活動していることから、関わり方にばらつきがあるのは当然であろう。しかし今の自分の関わり方はどうであるか、もう一度考えて欲しい。

楽しいは「楽(らく)」とも読む事が出来る。人生時には楽も必要だが、自分の考える楽しいは、楽の意味ではない。以前98歳の男性からこんな事を言われた。

“楽なんて歳をとればいくらでもできる。でも楽しくないんだよ。大変な思いをしていた時が一番輝いていて楽しかったよ。”と話していた笑顔が心に残っている。

どうしても楽に楽に生きたいと思うのが人間だが、苦しく辛い大変な思いをしてこそ

「楽しい」が生まれる。青年会議所運動の中で今は苦しくとも、この熱く費やした時間こそが、自分を成長させる今しかない貴重な時間だ。苦しい事は楽しい事の前兆であり、限界を自分で決める事無く好奇心を持ち、自分の可能性を信じ共に成長しよう。

 

「 難題の無い人生は無難な人生。

難題の有る人生は有難い。 」

 

 

 

人は必要なときに 必要な人と必ず出逢う 】

入会してから5年、得たもので一番大きかったのは「仲間」だと言い切れる。

確かに、様々な勉強の機会を得て成長させて頂いた事も事実でもある。しかし仲間の存在が無ければ、今ここに自分はいないであろう。

苦しみや悲しみが訪れたとき、心が折れそうなときに、支えてくれる人が居る事の

素晴らしさに気づいた事があるだろうか。辛い時・悲しい時・楽しい時・熱く燃えている時、ふと廻りを見てみよう。自分と同じ感情を抱き、日々奮闘し歯を食いしばり頑張っている、掛け替えのない大切な仲間が必ずいる。刺激をしあい成長し、お互いを高めよう。そして、まだこの地域には成長を求め、仲間となるべき人財がいるはずだ。

さあ、まだ見ぬ景色を求めよう。

 

「自分に元気をつけるには、誰かを元気づける事だ!」

 

 

 

【 結びに 】

2016年度守って欲しい事がある。それは何においても、「楽しむ」事を忘れずに活動し、それぞれの役に徹して運動を展開して欲しい。

これは持論であるが、「楽しい」とは心が躍りニヤつくぐらいの好奇心を持ち、物事に挑戦する中で実感として湧いて出てくる感情だと思っている。中には“自分は人とは違って楽しむ事が出来ないし苦手だ。”と思っている人もいるだろう。

しかし、それは違う。その人それぞれの年齢や経験で楽しさの価値観や視点、楽しみ方が違うだけで、楽しめていることがあるはずだ。仲間一人一人の「楽しい」を分けて欲しい。

そして、その個々の色々な「楽しい」を組織に集結し、石岡青年会議所に巨大な「楽しい」を作りたい。そして注目され、魅力ある組織となる事を信じ、私は石岡青年会議所の「楽しい」を仲間と発信し続けていきたい。

 

「さあ!誇り高き志士が集う、この石岡青年会議所と共に躍心しよう。

笑み溢れる未来を信じて。」

 

 

[事業計画]

・笑み溢れるまちづくり運動の展開

・青少年の健全な育成を目的とした運動の展開

・会員の育成と拡大運動の展開

・対外事業への積極的参画の推進