未来への挑戦~さあ行こうか~

第41代理事長 中村 顕人 「所信」

  • HOME »
  • 第41代理事長 中村 顕人 「所信」

写真&スローガン

【 精神 】

我々が住み暮らすこの地域は、四季折々の豊かな装いがあり筑波山嶺と霞ヶ浦水域という偉大なる財産を持ち、関東平野の肥沃且つ広大な大地で、都心からわずかばかりの距離にあ りながら自然からの恩恵を余すところなく受けている。世界的に見ても至極稀な誇るべき地 域で我々は活動している。
現代日本は、奇跡的な技術革新を遂げ、インフラが快適に整備され、教育環境が整い、自 由と規律が同調した平和な国になり、戦後の焼野原の中立ち上がった Jaycee が夢に見た明 るい豊かな社会は、今まさに我々の目の前に広がっているはずである。だが、果たして心は 同様に満たされているのだろうか。時代が変革し世の中のありとあらゆる物の価値・価値観 が変わってしまい、自己中心的な目先の利益にとらわれ、古き良き文化や命の尊ささえもが 軽んじられ、日本人の心が失われているように感じられてしまう。

一方、海を渡り外から見た日本は、とても美しく特別な輝きを放っていた。私はこの日本 で生まれたことを誇りに思う。この豊かな地域で育てていただいたことに心から感謝してい る。物質的に豊かになった今だからこそ、驕らずひたむきに守るべきもの、守り続けなくて はならないものがある。この地域や世界は様々な問題を抱えているが、我々は日々届く不都 合な情報から意識をそらさず、危機感と使命感を持ち、確りとした国家観を持ち合わせた礼 節ある日本人となるべきである。

8年前、私は青年会議所の門戸をたたいた。気高く活気に満ちたこの組織には、まちの未来を真剣に考え、本気で行動する“同志”がいた。みんな熱くて、誠実で、いつも輝いてい た。入会以来、幾多の試練があり、その度に先輩方や多くの仲間から手を差し伸べていただ き、青年経済人としてどうあるべきか、人としてどう生きるべきかを諭していただき、厳し く激しく尊い経験をさせていただいた。今、日本人として大きく成長させていただいた青年 会議所に感謝し、地域社会に感謝し、これからのさらなる飛躍を約束する。

【 時代をつくる 】

夢なき者に理想なし
理想なき者に計画なし
計画なき者に実行なし
実行なき者に成功なし
故に夢なき者に成功なし

本年度は来たる組織創立半世紀という金字塔に向かって、新たなるスタートを切る重要な 年である。石岡 JC は創立より 40 年もの間、決して色あせることなく輝きを増し続け、偉大 なる精神は今もなお脈々と引き継がれている。何事にも礼を尽くし、英知と勇気と情熱を持 って全力で取り組み、伝統を重んじつつ時代に則した対応をしながら、一年一年確りと運動 を推し進めてきた。この組織の歩みを止めてはならない。青年が先頭に立ち、大いに夢を語 り、希望の種を蒔こう。未来は我々に託されている。現在とは先祖から受け継がれ、同時に、 未来を担う子供達から借り受けたものだ。未来に向かってさらなる輝きを放つため、この地 域のビジョンを的確に描き、石岡 JC の進むべき指針を示し、堂々と推し進めよう。

【 未来へとつなぐ 】

凡庸な教師は指示をする
良い教師は説明をする
優れた教師は範となる
そして、偉大な教師は内なる心に火をつける

青少年の育成にマニュアルはないだろう。しかし、彼らはいつも大人の背中を見ている。 我々は輝いているか。世間を憂いてはいないか。愚痴をこぼしたりはしていないか。正々堂々 と生きているか。格好良い大人か。明るい未来を信じているのか。遠い昔子供だった我々に できることは、彼らと真剣に向き合い対等に関わり合い、誇れる背中を見せることだ。さあ、 胸を張ろう。まずは我々自身の心を熱く激しく燃やそう。

【 仲間と共に成長する 】

出会いは宝
別れは教え
失敗は敗北にあらず

私は思う。世界の青年がすべて Jaycee だったとしたなら。世界のすべての青年が、問題 解決に向けて立ち向かい、己を律し、相手を労り、そして敬うことができるなら。だからこ そ拡大が必要だ。想いを伝播することが必要だ。我々がやるべきことは青年会議所の精神を 伝えていくこと。まだ見ぬ仲間にとって何が有益な情報かは分からない。だからこそ垣根を 設けず、想いを語ろう。明るい豊かな社会の実現を目指す仲間が必要だと。あなたが必要な のだと。

そして、仲間の成長こそがまちづくり運動を推進する原動力である。あなたがあなたの信 じる夢に向かって、勇猛果敢にチャレンジし続けたとしたら社会は変わる。あなたが望むの なら限りなく機会はある。日本青年会議所第 64 代会頭 柴田剛介君は言っている。「失敗し てもいい。それどころか、どうせ失敗するなら派手に失敗しようではないか。」背中を押し てくれる仲間がいる。手を差し伸べてくれる仲間が必ずいる。信じあえる仲間と共に、崇高 なる理想のために突き進もう。

【 時間があるとすれば今 】

人生 30000 日。そして、今日という日は残りの人生の最初の日である。青年会議所を卒業するまであと何日ありますか。あと何回挑戦しますか。本気になるのはいつですか。万人に 与えられた平等な時間をどのように費やそう。先人が命を擲って守り抜いた日本の、平和で 安全な尊い時間を只々垂れ流してしまうのだろうか。私に残された現役として活動できる期 間は、あとたった 1500 日。その中でどのように自分と向き合い、どのように家族・地域・ 社会と繋がり、どのように未来を想い、描いていくのか。20 代 30 代の青年が、家庭や仕事 で費やすべき貴重な時間とお金を、青年会議所運動に捧げるということは、どれほどか計り 知れないが、大いなる壁に立ち向かうことにこそ、大きな意義がある。そして、それは大い なる希望になると私は信じている。

我々は皆 40 歳で卒業を迎える。卒業してから青年会議所で磨いた魂をどのように使うか が、本当の我々の試練であるだろう。あなたの行動を誰も見ていなくても、10 年後のあな たは必ず見ている。今のあなたの行動は、未来のあなたに誇れるのか。躓いて怪我をするか もしれないが、本気で走らなければ見えない景色があるはずだ。青年らしく青臭く、ただが むしゃらに走れ。

【 いざ、志高く 】

この世に雑用と名のつく仕事など存在しない。どんなに崇高なテーマを掲げた仕事でも、気持ちを入れずに雑にあつかった時、それは雑用となる。志は環境に左右されはしない。簡 単に見えることでも、深く掘り下げると核心が見えるものである。ハンカチは誰のために携 帯するのか。誰かが困っているその時に、そっと手を差し伸べられる人物でありたい。

私は、奉仕は投資だと考えている。相手の喜びを至上の幸福ととらえ、努力を惜しまず行 動することによって満たされるものがあると、青年会議所運動の中で私は気付いた。自分を 高め成長させるその先に、希望という名の報酬があり明るい未来を見出せる。東日本大震災 が起きた時、私は自分の無力さを嘆いた。だが、絶望と悲しみの入り混じった極限状態の中 でさえ、秩序を守り、他を思いやれる日本人の姿を目の当たりにした。その時、同じ日本人 であることを心から誇りに思った。同時に、自分のできることを増やしたい、誰かの役に立 ちたいと強く思った。責任世代として時代を担う覚悟と自覚を持って行動し、為すべき青年 としての務めを果たしたい。我々には社会を変えるチャンスがある。「国家及び世界の平和 と繁栄に寄与することを目的とする。」定款第 3 条第 1 項にある我々石岡 JC の目的であり、 使命である。

現代社会において、最大の敵は悪意なき無関心である。我々の最大の武器である燃えるよ うな情熱を持って立ち向かおう。意地を張る。大志を抱く。言葉を並べるのは簡単だが、並 大抵じゃできない。儚く激しい青年としての“今”という時間を、最高の仲間と最高の環境 で活動させていただく機会に感謝し、志を高く掲げ所信とする。

【 基本方針 】

・会員の拡大と育成
・まちづくり運動の展開
・青少年の健全育成を目的とする運動の展開
・研修機能の充実
・対外事業への積極的参画の推進

 

茨城県石岡市府中1-1-29カクタビル2F TEL 0299-22-2402 E-mail:ishiokajc@gmail.com

  • Facebook
  • Hatena
  • twitter
  • Google+
PAGETOP
Copyright © 一般社団法人 石岡青年会議所 All Rights Reserved.
Powered by WordPress & BizVektor Theme by Vektor,Inc. technology.